年収800万円の職業人の付加価値とは?

皆さんこんにちは。

9月に平成22年度民間給与実態統計調査が国税庁から発表されていますが、改めて10年前と比較してみるとその低下に驚きます。

平成12年は平均年収が約461万円でしたから、平成22の約412万円と比較すると11%ほどダウンしていることになります。

もう少し詳しく見てみると、10年前に最も人口が多かったのは400万円超500万円以下のゾーンでしたが、今回の結果では、300万円超400万円以下のゾーンになっています。

更に、それ以下の全てのゾーンで人口が増加している一方で、それより上のゾーンでは概ね人口が減少しています。

しかし、驚くべきことに2500万円超の人口だけは増加しています。

賃金の低下にはデフレや円高等の要因もあるでしょうが、個人の能力の優劣が賃金に反映されるようになり、差がつきはじめているのは間違いありません。

仮にデフレが解消したとしても、これからバブル期のような時代が来ることは期待できないでしょう。つまり、もはや「皆と同じように」しているだけでは賃金は低下してしまう可能性は大なのです。

さて、私はよく当社の若手スタッフに「少なくとも年収で800万円以上、できれば1000万円以上になろうよ!」とはっぱをかけています。

実際にそれだけ給与をもらうには運不運もありますが、少なくともそれくらいの年収に値する職業人としての付加価値を身につけようよ、ということです。

私たちが最も安心するのは過去や常識(世間体)をものさしに判断をする方法ですが、それはこれからの時代にはとても危険です。

今現在の「当たり前」を信じ切っていると経済危機や地震など未曾有の出来事が起こった時に対応しきれないからです。

前例のないことに対応するには「過去の常識は捨て、常にデータと事実を基に自分の頭で考える」こと以外に方法はありません。
これは生き方にも触れる部分であり、変えるのはとても難しいことです。

しかし私自身もこのことに挑戦し始めました。
なぜならば、そうしないと生き残れないという強い危機感があるからです。

2011.10.06 樋口弘和